信楽のやきものとともに 寒六窯と遊陶人
信楽のやきものとともに 寒六窯と遊陶人
(k025)
平野敏三は、戦後火鉢の生産が低迷した折、新しい信楽焼の命脈を探っていた県立窯業試験場に様々な著名な作家達を招き、新風を吹き込むなど、その後の信楽の陶器産業の礎を築いたひとりとして知られています。さらに古信楽からはじまる信楽焼の歴史研究など、信楽への幅広い功績を残しました。試験場の場長を退職した後は、自らを「へちもんや」(下手の焼き物屋)と呼び、陶芸家として穴窯式の登り窯で古信楽の魅力を探求し、釉薬ものや晩年には楽焼きの味わいのあるやきものをつくり続けました。
本展では、信楽の陶器業界の行く末に思いを馳せながら、平成15年春にこの世を去った彼の古信楽風の作品や楽焼などを展観するとともに、平野の解説を案内役に信楽各地でつくられていたやきものをたどり、彼を取り巻く作家やデザイナーとの交流を軸として、産地信楽の戦後の一時代を紹介します。
会期:2004.11.23-12.15
作品数:155点
ページ数:135ページ
サイズ:27.9×21.7×1.2(cm)
重量:0.72kg
レターパックライト可
配送について
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